『山野村のイッキュウさんと海野村のイッキュウさん』から読み取る教訓
これはある二人のイッキュウさんのお話。
きのこや山菜を取って生活する山野村に住むイッキュウさんと魚や貝を取って生活する海野村のイッキュウさんがいました。
この二人のイッキュウさんは、親は別ですが、互いに顔や体格がよく似た青年でした。
そんなある日、彼ら二人のイッキュウさんの下にいたずら好きな少年がこう持ちかけてきました。
「そんなに似ているなら、互いに変わってもバレないかな?」
二人のイッキュウさんは面白そうなのでその提案を受け入れることにしました。
よって、山野村に住むイッキュウさんは海野村のイッキュウさんになり、
海野村のイッキュウさんは山野村のイッキュウさんとして生活することになりました。
勿論、誰も気づきませんでした。
山野村の住民も海野村の住民も二人のイッキュウさんが入れ替わった事に誰も気づきません。
しかし、イッキュウさんたちが仕事を始めると、次第に化けの皮がはがれていきます。
山野村のイッキュウさんは海や川で泳いだ事がなく、魚や貝の取り方が全く分かりませんでした。
海野村のイッキュウさんは山登りをした事がなく、食べられる種類のきのこや山菜が全く分かりませんでした。
結局、山野村と海野村の二人のイッキュウさんは一日と持たずに元の村の生活へと戻るのでした。
この話の教訓は、たとえ外見が似ていようとも、その中身までは同じとは限らないとのことでした。